AIで作った3Dデータをソフビにできる?原型調整・分割・量産まで原型師が解説

language select

AIで作った3Dデータをソフビにできる?原型調整・分割・量産|原型師ヨシダケンジ
ARTIST PROFILE

ヨシダケンジ キャラクターデザイナー / 原型師

オリジナルキャラクター『ハムラ』と『ハムオ』でアートトイデビュー。ワンダーフェスティバル表紙にも起用され、原型師として「宇宙兄弟(講談社)」や「少年アシベ(双葉社)」など数々のソフビ/アートトイも担当。

更新日:2026.09.07

この記事について

これはソフビフィギュアの作り方|原型制作の依頼は相談してねの補足記事です

ソフビができるまでの全工程・費用・工場の選び方は本編にまとめています。ここでは、AIで作った3Dデータを実際に量産できる原型へ持っていく話だけを掘り下げます。

こんにちは。
キャラクターデザイナー / 造形師 / 原型師をしているヨシダケンジ(吉田健児)です。自身の作品制作と並行して、メーカー案件や個人作家さんのソフビ / アートトイ原型を年間30体ほど担当しています。

最近は、AIで3Dモデルを作れるサービスもかなり実用的になってきました。画像を入れる。文章で指示する。すると、ある程度まとまった立体データが出てくる。
今の私の感覚をものすごく雑に、分かりやすく言えば、「原型師が仕事を楽にするために、そこそこ使えるレベル」まで来ていると思っています。
なので、「AIなんて原型制作には全然使えないよ」という状況では、もうありません。普通に使えます。そして多分、ここから更にものすごい勢いで良くなっていくでしょう。

じゃあAIで立体を作って、STLを3Dプリントして、そのまま工場へ渡せばソフビ完成じゃん。
……とはならないんですね。

ここが今回の話です。
3Dモデルとして成立していることと、ソフビとして量産できる原型になっていることは別。3Dプリンターで出せることと、工場で量産できることも別です。

この記事では、AIで作ったSTL / OBJなどのデータを、実際に量産できるソフビフィギュアの原型へ持っていくには何が必要なのか。現役で商品原型を作っている立場から、実際の工程に沿って説明します。
そして、AIで作った3Dデータをこちらで商品化できるように調整し、分割・3Dプリント・実物を出力して原型制作、さらに希望があればワックス転換・金型・彩色マスクまで商品化へ進める依頼も受け付けます。

この記事の要点
  • AIで3Dデータを作ること自体は、もう十分現実的。
  • 「見た目の良い3Dデータ」と「ソフビとして量産できる完成原型」は別物。
  • ソフビ成型の制約・分割・ワックス転換・彩色マスクまで造形段階で「必ず」考える必要がある。ここはAIでは絶対に無理。
  • AIで作ったSTL / OBJを、ソフビフィギュアとして商品化できる原型へ調整するニッチな仕事を受け付けています。
  • 最初の相談は3Dデータそのものではなく、そのスクリーンショットだけでもOK。

AIで3Dまでは作れた。その続きを商品にしたい方へ

最初はSTL / OBJを送らなくて大丈夫です。CONTACTから3Dモデルのスクリーンショット(JPEG等)を送ってください。

AIで作った3Dデータは、もう原型制作に使える

まず、ここを否定する気は全くありません。私はAI自体かなり好きなので、普通に色々触っています。主に相談事とか自分専用のmacアプリ開発をしたりとかですが。
以前なら「面白いけど仕事ではまだ使えないな」という生成結果だった。でも今は、対象によっては造形の叩き台として普通に使えるところまで来ています。
もちろん得意な造形、苦手な造形もあるし、生成結果にもバラつきがあります。しかし、「AIである程度の造形そのものを作る」ことは、もうできる。
そこは認めた上で話を進めた方が現実的でしょう。

私は原型師をバリバリにやっていますが、主体はあくまで『アーティスト/作家』です。AIを否定して原型師の仕事を守ろう、みたいなポジショントークをする理由はありません。
AIが全体の60%まで作ってくれているなら、残り40%を人間がやればいい。50%なら残り50%をやればいい。
使える部分は使えばいいだろう。
私はそのくらいの感覚です。

そのようにAIを巡る状況をしっかり認識している上で、
私の領域だと『商品として量産化するにはAIだけで完結は不可能』なのは今後も間違いないでしょう。
なので、ニッチな話ですがその中途半端な隙間を埋めてあげればかなり現代的でリアルな助けになるかなと思ってるわけです。

「立体がある」と「商品化できる」は別

ここが一番重要です。AIで見た目の良い3Dモデルができた。ぐるっと回して見ても破綻していない。STLにもできた。
ここまで来ると、かなり完成したように見えます。

でもソフビの場合、本当の意味で完成した原型とは、最後に工場で量産できる形になっている原型です。

どんな形でも造形はできます。
ワックス転換もできます。
金型も作れます。
でも肝心の成型ができなかったら、全てがパー。

つまり問題は、「AIが上手に造形できているか?」だけではありません。
「この形を、実際にどうやって量産するのか?」
ここまで考える必要があります。

ソフビの制約は、AIになっても消えない

一番分かりやすいのが逆テーパーです。
細かい解説はここでは割愛しますが、
逆テーパー部分には、物理的にソフビの材料が入っていかないので成型できない。これは明確にアウト。

他にも、細い首・細い手首・細い足首。その先に大きな頭や手足がある。
最後に柔らかいソフビを金型から引っこ抜く時、「これ最後にどうやって抜くんだ?」という形になっていたら厳しい。

メガネのような空間もあります。顔とメガネの間に完全な空洞を作る。3Dデータ上では簡単です。
でもソフビだと空間は表現できません。逆立ちしても無理です。なので、そのままでは商品化できません。
形を変える。隙間を埋める。別パーツにする。
製法に合わせた解決が必要です。

つまりAIが苦手というより、ここから先は「造形」だけでなく「商品設計」の問題になってくる。
この言い方が一番正確だと思います。

商品化前に見るポイント
  • 逆テーパー 材料が入らない形になっていないか。
  • 首・手首・足首などの細さ 最後に金型から無理なく抜ける構造か。
  • 空間や隙間 一体成型では成立しない空間を、形状変更や分割で解決できるか。
  • カンチャクと穴 ワックス転換・成型・組み立てまで成立する場所を確保できるか。

分割は「切ればいい」ではない

商品化でかなり重要なのが分割です。頭、胴体、腕、脚。一見すると適当に切ればいいように見えるかもしれません。
そんな単純なハナシではありません。
分割には、「分割しないと成型できない」「そこを動かしたい」「成型で必要な穴を別パーツで塞ぎたい」「彩色や組み立てを楽にしたい」など、複数の理由が重なっています。
その上で、カンチャクの形・大きさ・位置、可動のクリアランスまで考えます。

つまり、分割そのものが商品設計なんですよね。
AIモデルを単純に頭・腕・脚で切断しただけでは成立しない。逆に、少し分割位置を変えるだけで一気に商品として作りやすくなることもあります。

さらに忘れがちなのが「彩色マスク」

ここはかなり重要なのに忘れられがちです。
ソフビが無事に成型できた。よかった。でも商品としてはまだ終わっていません。

次に色を塗ります。量産彩色では、塗り分けるための彩色マスクを使うことが多々あります。
彩色マスクも専門の工場に発注して製作してもらうわけです。

ここでまた問題が出ます。塗り分けたい位置にマスクが当たらない。凹凸が深すぎる。境界線が奥に入りすぎている。一体成型にしたせいで、どうやっても綺麗に吹けない。など造形段階で、成型だけでなく彩色までも見越してないといけない点がめちゃくちゃあります。
こうなると、「成型はできたけど、量産彩色がめちゃくちゃ大変」という状態になります。

だから原型の段階で、「ここは別パーツにした方がいい」「ここはマスクが当たる形にしておこう」まで考えます。
全てすんなりはいきません。あらゆる制約と希望のデザイン、そして彩色場所などを全て踏まえて妥協の連続です。
どこを妥協するかって話になることがほとんどです。
場合によっては、パーツ数を増やした方がワックス転換や金型の費用は上がっても、その後の彩色代や作業量が大きく下がることも多い。

そんな感じで商品は原型だけで終わりません。
製品になったところまで見越して造形する。
ここが重要です。これをAIでやるってのはどだい無理なので、そこを商業原型師の私が埋めようかってハナシですね。

オリジナルソフビ『ハムラ』『ハムオ』
オリジナルソフビ『ハムラ』と『ハムオ』。自身でも原型制作から量産・彩色まですべて通して作品を作っているので、完成品側から逆算して原型を考えます。※ちなみにAIは全く使ってませんよ。

AIで作ったデータは、大きく3段階に分かれる

料金にも直結するところですが、AIで作ったデータを見た時、大きくは次の3パターンになると思います。

LEVEL 01 ほぼ使える

形はかなり良い。ソフビの制約に引っかかる部分だけ直して、分割すればいける状態。仕事量が少ないので通常の原型制作よりかなり安くできます。

LEVEL 02 各部を調整すれば使える

全体のデザインは活かせるけど、腕・脚・首・顔周辺などを部分的に作り直す必要がある状態。おそらく一番現実的なのはこのタイプ。将来的にはLEVEL01までくらいAIでいけそうだが、うーんどうだろうね。

LEVEL 03 ほぼ作り直し

画面で見る分には良いけど、商品原型として使うには構造的に厳しい。ここまで来ると、最初から造形する通常の原型制作と大差がなくなります。

なので、「AIで作った3Dデータなら一律○万円」にはしません。
AIが終わらせてくれている仕事の分だけ安くする。
この考え方です。

AIデータから商品化まで、こちらでできること

AIである程度3Dを作った。でも「これ、このまま工場へ出せるの?」「どこを分割したらいい?」「ソフビとして成立する?」「彩色まで考えた形になってる?」などなど、色々わからなくて当然です。
そういう場合、こちらで続きをやります。

工程
01 AIで3Dデータ作成 STL / OBJなど、ある程度の立体まではAIで作る。
02 商品化調整 / 分割 成型・分割・彩色まで考えて調整。ここがこちらの仕事です。
03 3Dプリント / 原型 出力して表面処理。工場へ渡せる完成原型へ仕上げます。
04 工場工程 / 完成 ワックス転換 → 金型 → 成型・彩色。ソフビになります。

AIで作った3Dデータの全部をこちらで作り直すわけではありません。
AIがすでに作ってくれた部分は、そのまま使う。
その上で、人間がやらないと商品にならない部分だけを埋める。

それで通常の原型制作より仕事量が減るなら、当然その分は安くできます。

ただし、イメージしやすい表現が『料理』ですね。
「途中までラーメン作ったけど、味が微妙…。ここからなんとかして。」と言われても、プラスで調味料足していって調整するのはキツいですよね。
それならゼロから作らなきゃ。そんな判断は起き得ます。

光造形3Dプリンターで出力したソフビ原型
調整・分割したデータは光造形3Dプリンターで出力します。
表面処理を終え、工場へ渡せる状態になったソフビ原型のパーツ
サポート痕・積層痕を処理し、原型として工場へ渡せる状態へ。

料金は、データを見て決めます

料金については、データを見ないと決められません。
「AIデータ → 完成原型で一律○万円」みたいな料金にはできないです。
理由は単純で、元データの状態が本当にバラバラだから。

料金の考え方
  • 少しの調整で商品化できる場合 通常の原型制作料金より費用を下げ、「調整代」として見積もります。
  • 各部の修正が必要な場合 必要な作業量に応じて見積もり。元データをできるだけ活かします。
  • ほぼ作り直しになる場合 最初から造形するのと仕事量がなんにも変わらないため、通常の原型制作料金になります。
  • 3Dプリント・原型仕上げ 大きさ・パーツ数・出力量によって変わります。
  • ワックス転換・金型・彩色マスク 各工房の実費を含め、案件ごとに進めます。

つまり、AIを使ったから問答無用で安くなるわけでもない。
でも、AIが仕事を終わらせてくれている部分が多いなら、その分はちゃんと安くできる。
そこはかなり合理的に考えています。

ワックス転換・金型・彩色マスクまで発注できます

原型が仕上がった後、「はい完成です。あとは頑張ってください。」では、初めての人は困ると思います。
次はワックス転換。その次が金型。必要なら彩色マスク。最後に成型。

私は普段から自分の作品とクライアント案件の両方で、各工房へ発注しています。
なので、ワックス転換工房の選択・発注、金型工場の選択・発注、必要なら彩色マスクの発注までこちらで進められます
工場により価格差も納期も差が激しすぎる世界なので。

最後の成型工場は良いところを案内だけします。発注は依頼者様の方でご自由にどうぞ。
成型に関してはワックスや金型みたいに細かい打ち合わせをこちらでやる必要がほとんど無くノウハウが必要ないので、依頼者側から発注してもらえば大丈夫です。

ここで気になるのが費用だと思います。
原型ができたあとにかかるお金を、ざっくり出しておきます。サイズやパーツ数、どこに頼むかで変わるので目安ですが、桁の感覚は掴めるはずです。

ワックス転換 20〜40万円 原型を、金型を作るための「消えてなくなる原型」に置き換える工程。一般的には1パーツ7〜8万円と言われます。ただし同じものを作っても、工房によって10万円以上の差が出ます。
金型 20〜30万円 ソフビを成型するための型。パーツが「1枚に収まるか」「2枚目が必要になるか」で数十万円単位の差が出ます。工場によっても10〜15万円くらい変わります。
成型 1体 800〜1,600円 実際にソフビを抜く工程。これも価格差が凄まじい。1体あたり500円の差でも、100体作れば5万円変わってきます。

彩色マスクは、塗り分けの数や形によって別途かかります。

ざっくり言うと、原型ができてからソフビになるまでに40〜70万円ほど(+成型代)。
ソフビフィギュアを作るというのは、そういう規模の話です。

ここを先に知ってもらいたい理由があります。
AIを使って原型の費用が多少下がっても、全体から見れば一部分でしかありません。金額に本当に効いてくるのは、どの工房・どの工場を選ぶかの方です。
同じものを作っても数十万円、納期なら「最速4〜5ヶ月」と「1年」くらいの差がつく世界なので。

そこを間違えないように進めるのが、私がやっていることです。

Order

「これ、ソフビにできるのかな?」と思ったら

判断はこちらでやります。3Dモデルのスクリーンショットを送ってもらえれば、成型・分割・彩色まで見て、ソフビフィギュアにできる形かどうかをお答えします。

なぜ原型師が、そこまで後工程を見るのか

私自身がオリジナル作品を作って販売しながら、メーカー案件を含め年間30体ほどソフビ / アートトイ原型を担当しています。
原型を納品して終わりではなく、自分でも量産まで通して作品を作っている作家の視点からも考えます。
なので、「造形として綺麗か?」だけを見るのではなく、「この後の工程で困らないか?」を原型段階で考えます。

AIデータの商品化でも、結局ここが重要だと思っています。
AIが得意なところはAIに任せる。
工場で本当に作るために人間が考えないといけないところは、こちらで考える。
役割分担としては、かなり自然なんじゃないでしょうか。

まずはスクリーンショットだけ送ってください

相談の段階で、いきなりSTLやOBJそのものを送らなくて大丈夫です。
まずは3DモデルのスクリーンショットをCONTACTから送ってください。
正面・横・背面・斜め。このあたりがあるとかなり分かりやすいです。

可能なら、「最終的に何cmくらいのソフビにしたいか」「何色くらいに塗り分けたいか」「どこまでこちらに任せたいか」も一緒に書いてもらえると判断しやすいです。

画像を見て、「このくらいなら調整でいけそう」「ここは結構直す必要がありそう」「残念ながら、これはほぼ作り直しに近い」というところをまず判断します。
進めることになった段階でSTL / OBJを送ってもらえばOKです。

※依頼者自身が商品化する権利を持っているデザイン・AI生成物に限ります。使用したAIサービス側の商用利用条件についても、依頼者側で確認してください。

AIで作った3Dデータの商品化 Q&A

ハムオ
ハムオ
Q:最初からSTLやOBJを送る必要がありますか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:最初はスクリーンショットで大丈夫です。CONTACTからJPEGなどを送れます。正面・横・背面・斜めあたりがあると判断しやすいです。実際に進めることになったらSTL / OBJを送ってください。
ハムラ
ハムラ
Q:AIで作った3Dデータを、そのままソフビにできる場合もありますか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:形状次第ではそこそこ少ない調整で済むと思います。ただ、分割・成型・カンチャク・彩色まで全部そのままでいけるかは別問題です。そこまでは通常無理ですね。そこに関しても確認します。
ハムオ
ハムオ
Q:分割だけお願いすることもできますか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:できます。ただし、分割する場所は成型の制約や可動、カンチャク、彩色などとセットで考えるので、ソフビとして成立する形かどうかは一緒に確認します。
ハムラ
ハムラ
Q:彩色しやすい形への修正もやってもらえますか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:それって分割とか含めた商品設計が絡んでくるので簡単じゃないです。彩色マスクが作れるかどうか、別パーツにした方がいいか、量産時の塗り分けまで見て調整します。必要なら彩色マスク工場への発注もできます。
ハムオ
ハムオ
Q:3Dプリントと表面処理までお願いできますか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:もちろん、そこまでやってやっと原型完成ですから。調整・分割したデータを光造形3Dプリンターで出力し、サポート痕や積層痕を処理して、ワックス転換工房へ渡せる原型まで仕上げます。
ハムラ
ハムラ
Q:ワックス転換や金型までお願いできますか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:はい。普段使っている工房から案件に合うところを選んで、こちらから発注できます。必要なら彩色マスクも対応します。最後の成型工場は案内します。
ハムオ
ハムオ
Q:料金はいくらですか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:データを見ないと分からないです。各部の調整で済むなら、通常の原型制作代より大幅に下げて「調整代」として受けます。逆にほぼ作り直しなら、普通の原型制作と変わらないので通常料金になります。まずスクショを見せてください。
ハムラ
ハムラ
Q:どのAIで作ったデータでも大丈夫ですか?
ヨシダケンジ
ヨシダケンジ
A:AIの種類より、出てきたデータがどういう状態かを見ます。こちらで扱うのはSTL / OBJなどの立体データです。依頼者自身が商品化する権利を持っているデザイン・生成物であることは前提になります。

まとめ

AIで立体が作れる時代になりました。
これは普通に凄いことです。

一方で、現時点では「AIで3Dモデルができた」=「そのまま商品になる」ではありません。ってかそれは今後も無理でしょうね。
ソフビには成型の制約がある。分割がある。ワックス転換がある。金型がある。彩色マスクがある。そして最後に量産があります。
そこを全部踏まえて、造形を商品化できるように調整する必要がある

でもAIがかなりのところまで立体を作ってくれるなら、私はその先だけ手伝えばいい。

「AIでソフビ商品化は無理です」で終わるのではなく、「AIで作ったところから商品にまで発展させよう」。
今回のサービスは、そういうものです。

Contact

AIで3Dまでは作れた。
その続きを、こちらで商品にします。

AIで作ったSTL / OBJが、ソフビとして量産できる形なのか分からない。分割やカンチャクが分からない。工場へどう渡せばいいのか分からない。その段階で大丈夫です。最初は3Dモデルのスクリーンショットだけ送ってください。調整だけで済むのか、どこを直す必要があるのか、通常の原型制作よりどれくらい作業を減らせそうか。まずこちらで確認します。

こんな状態でも相談してください

  • AIで3Dはできたけど、この後どうすればいいか分からない
  • 別の人に作ってもらったSTL / OBJがある
  • 工場に「この形では厳しい」と言われた
  • ソフビ用の分割だけ分からない
  • 原型までは自分でやるので、商品化できる形にだけ直してほしい

※最初は画像で大丈夫です。商品化する権利を依頼者自身が持っているデザイン・AI生成物に限ります。

AIと仕事について、少しだけ

ここからはちょっと余談です。
私はAIで仕事が大きく変わるのは避けられないと思っています。原型師も例外じゃないでしょう。

話は逸れますが、私は国家資格の行政書士資格も持っています。ミュージシャン時代には東京都行政書士会に所属して、少し法律の仕事をしたり、日本最大級の音楽情報誌にミュージシャンとしてコラム持ってたので、そこで法律関係のコラムも書いてみたり(笑)。悪ふざけの域ですね。
以前は「老後は行政書士でもすっかなー。」くらいに思っていましたが、もはや無理でしょう。
AIで大きく仕事の形が変わる分野はかなり多く、士業は壊滅的な打撃を受けるとみています。
クリエイティブな分野だとイラストレーターやアニメーターが大打撃受けてるのはもう明白ですよね。ゲームクリエイターも死活問題。ミュージシャンも厳しいでしょう。この衝撃はあらゆるものを飲み込むと思います。
非常に寂しいですけどね。しかし現実は間違いなくそうなりつつある。

その現実はもはや仕方ないので、AIが仕事の半分をやってくれるなら、残り半分を人間がやればいい。
AIを否定するより、AIで作ったところから商品にする。
今回のサービスは、まさにそれをやるものです。

ヨシダケンジのプロフィール

ヨシダケンジ(吉田健児)のプロフィール写真
ARTIST PROFILE

ヨシダケンジ

吉田健児

キャラクターデザイナー / 原型師

音楽活動を背景に、キャラクターデザインと立体造形に没頭。
オリジナルキャラクター『ハムラ』と『ハムオ』でアートトイデビュー。
ワンダーフェスティバル表紙にも起用され、原型師として「宇宙兄弟(講談社)」や「少年アシベ(双葉社)」など数々のソフビ/アートトイも担当。

Original IP ハムラとハムオ
Works メーカー案件中心 / 個人作家の原型も担当
Specialty キャラクターデザイン / キャラクター造形 / ソフビ原型制作
Link
知りたいこと、ある?