OLYMPOS HP-100C

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OLYMPOS HP-100C

エアブラシ歴自体が短いのですが、とはいえ趣味の域を超えた時間エアブラシを握り続けなきゃいけない状態だったのでもう手慣れたもんですし、良いも悪いも判断できるくらいにはなってます。未経験だろうとなんとか自分で塗装しなきゃいけなかったし、その数もかなりですしね。さてその道具にはこだわりたい。。

吉田健児
吉田健児

カタチから入る….!!!

ということで、当然カタチから入ります。
テンション上がりますしね。上記の通り、趣味の域を超えて握り続けるわけで自分が納得したハンドピースが欲しくなるわけです。勘違いであろうと納得したものを握りたい。高けりゃ高いほどいいって勢い。
定番の高級品ANEST IWATA HP-CPを最初使ってたんですが、ついに出会ったのがコチラ。

吉田健児
吉田健児

OLYMPOS HP-100C!!

ほんと最高ですコレ。
本来ブラックのテールホルダーでニードルストッパーが付いてないんですが、無いと不便なのでクレオスのテールホルダーに交換しています。互換性ばっちりで統一感、ルックスも抜群ですね。

オリンポスってメーカー自体はもう2008年(?)に廃業したらしいんですよね。これ書いてる今から14年も前です。
私はガンプラとかも興味無く来ちゃって、こうやって自分でソフビを作り、彩色をしなきゃいけない事になって初めてエアブラシとかに興味持ってるわけなのでオリンポスってメーカー自体知らなかったです。
が、「エアブラシといえばオリンポス」って状態だったみたいですね昔はずっと。made in Japanの高級なアイテムとして。そもそも他に選択肢自体無かったと。今となってはクレオスとかアネスト岩田とかタミヤとか、他安モンも含めて溢れかえってますけどね。
オリンポスって名前を知ったのは、なんか最初はtwitterで見て、その後知恵袋とかでも見かけてへー本当に良いのかな?って思ったのがキッカケですね。うっすいキッカケです。ちょうど一生モノっぽいの欲しかったところにハマった感じです。

そんなオリンポスですが、今溢れかえってるエアブラシのお手本となってるのがこのOLYMPOS HP-100Cとのこと。もちろんHP-100Cといってもマイナーチェンジみたいなのはしてそうですけどね、カップの形状とかずっと昔のHP-100Cと廃業直前のHP-100Cで違いますし。他も小さな変更点はありそうです。
私が今手にして、コレ最高って思ってるのが最後のHP-100Cですね。カップ形状も最もスマートだと思います。

この先端のデザインも秀逸、とにかく造りが素晴らしい。ANEST IWATAのHP-CPも高級品の定番でさすが快適ですけどね。OLYMPOS HP-100Cの後継として造られてるのがこのANEST IWATA HP-CPみたいですね。全体の質感とかは同等ですが。使用感として大きく異なるのがボタンです。
このボタン形状はやはりクレオスとかのシンプルなボタンよりコントロールしやすいのですが、それはHP-CPも同じ。全く同じボタンじゃ無いかな?ってくらい同じです。製造工場自体限られてるようですしね。ほんとに全く同じでわ?
しかしその押し込みの深さ、角度が違ってきます。
これがANEST IWATA HP-CP。こちらの方がボタンが高く、押し込みも深いです。
HP-CPもさすが使いやすいですしOLYMPOS同様に高級感漂いますけどね。
さて、ボタン比較写真がこちら。

角度、高さが違ってきます。高さに関してはちょっと写真じゃ分かりづらいかな。
OLYMPOS HP-100Cの方が低く、そして押し込みも浅いです。かなり押しやすい、逆に言えば相当繊細なコントロールが求められるはず。しかしそこそこ扱えれば、この使いやすさは絶妙だと思いますね。
押し込み事に全くストレスがないんですよね。ANEST IWATA HP-CPの場合は、押し込み際に少しだけ「よいしょ」って感じ。個人的には角度も含めOLYMPOSですね。人によって好みが変わるのは前提としてもめっちゃいいです。

twitterで「今のエアブラシよりOLYMPOS HP-100Cの方が良い。名機。」って言ってカップ形状も先端もちょっと違う30年くらい前のHP-100C載せてる人いましたが、思い出補正でしょと思ってたけど確かに良い。買うならこの最後のバージョンの方がいいと思いますけどね。

OLYMPOSは丁寧に一本一本仕上げられてたってのはあるかもしれませんね。
わざわざシリアルナンバーも刻印されてますし。
個人的にはかなり感銘を受けています、ああほんとにいいなコレって。
私の場合は思い出とかは無いのでサクッとテールホルダー交換してますがwやっぱストッパーあった方が便利ですしね。職人に言わせればストッパーなんて邪道みたいなんですが、こちらとしては大量に塗装するわけで無いと不便なんですよね。最近のモデルはもうほとんど付いてると思うし。

オリンポス自体は模型メーカーの参入による価格競争と、そもそもPCの普及によりさらにエアブラシが売れないって状況によりとっくに廃業しちゃったみたいですが。たまたま見かけたってゆー軽いキッカケですが、今回手にしたこのOLYMPOS HP-100Cは自分にとって一生モノになると思います。