ソフビフィギュアの作り方(原型製作の依頼は相談してね)

オリジナルキャラクター『ハムラ』と『ハムオ』でアートトイデビュー。
ワンダーフェスティバル表紙にも起用、自身の作品だけでなく原型師として「宇宙兄弟」や「少年アシベ」などの原型も担当中。
こんにちは。
キャラクターデザイナー / 造形師 / 原型師をしているヨシダケンジ(吉田健児)です。
自分の作品を作り続ける中で、原型制作の依頼をいただくようになり、今ではメーカー案件も含めて年間30体ほどを担当しています。いつの間にかガッツリ原型師もやるようになりました。
年間30体前後が、いまの自分にとって無理のない上限です。
ソフビはなかなかクセ者で、だからこそ工夫が面白いと言えるかな?
・・・いや、大変なだけかな(笑)
好き放題にデザインしたものをソフビ化(商品化)出来るか?と言えば、だいたい形状的に無理です。
オリジナルなものを量産化するのはなかなか苦労があるのです。
「ここの部分の角度がこれだと逆テーパーになるから成型できないね。」
「この形じゃ成型で抜けないね。で、ここが小さ過ぎて成型が厳しいね。」
「これじゃワックス転換でカンチャク付けるスペースが無いね。」などなど。
ソフビ化可能なカタチには逃れられない厄介な制約がつきまとうのです。
希望のデザインがある上で、独特な制約たちを解決しないとそもそも量産が出来ないんですよね。
量産化するにはソフビにするくらいしかない。
乱暴に言えば、立体作品を量産するなら他に手段が無いので、みんな制約の厳しいソフビを作ってる感じ。ニュワンス伝わりますかね?
ソフビは誕生以来、その製法がほぼ変わってない(変えようが無い)思いっきりアナログな工程なので精巧な造りにあんまり向いていない。でもソフビで行くしかない。困ったもんです。
それら制約を解決してソフビが仕上がっても、彩色をするわけでそこまで見越して造形してないとさらにめちゃくちゃ面倒な事になります。各工程のプロがバラバラなのがこの世界の常識なので、原型の段階で見据えてないと本当に厄介。
※よく質問されますが、全工程を一括で全部出来るように書いてる工場とかありますが、各工程をバラバラの工場に外注してるだけです。良い悪いではなく、そりゃそうです。全部の工程が出来る工場や企業なんて存在しません。
私にも工場経由で造形/原型制作の依頼がしょっちゅうあります。もちろんその場合、私は原型制作だけを依頼されてやるわけです。役割分担ですね。
- ソフビには厄介な制約がいくつもある。
- 全工程を一括で出来る工場は存在しない。それぞれの工程を外注してるだけ。
現役作家でありつつ、常に造形/原型制作を頼まれてる状態で光栄の至りです。
年間30体ほど、『宇宙兄弟』や『少年アシベ』等の著名IPから様々なデザイナーズトイ(ソフビ)まで担当させていただいています。
作例の一部ですが、少し下に載せてます。
ご相談の際は、三面図(正面から見た図、横から見た図、背中側から見た図)はくださいね。
『どのようなものを作りたいか』を伝えてもらう必要があります。
私の特徴としては、工房にて原型制作まで一括で全て出来る事と、修正回数を設けず要望などを確認しまくりながら造形出来る事。そして『ワックス転換』や『金型』を含め設備投資が終わるまで各工場へ導いてあげられる事です。工場の価格差が深刻なので、ぶっちゃけ案内だけで私の造形代くらいは浮くでしょう。私自身が『商業造形師/原型師』というよりも、キャラクターデザインも造形も彩色も全部やってる『現役作家』なので他の工程も、さらには製品化後もある程度は見越せるってのも特徴かもしれませんね。
※いつも詰まってる状態なので、タイミングによりますが2〜3ヶ月待ちの場合が多いです。年間30体くらいが限界なのでスケジュール的に承れない事も増えてきたのでご了承ください。
ここでは、原型製作を依頼された際『どのような工程で原型が仕上がるか』の説明を書いていきます。
そしてその後どうなるのか、も。依頼された際にここをサラッと見てもらう用でもあります。
15分くらいあれば読めるんじゃないかな。
目を通して頂ければ厄介なソフビ製作の全容がイメージ出来るようになるでしょう。
実はかなりガッツリ書いてるので、何回か読み返してもらったらいいかもしれない。
一回で把握出来ずとも何度か読み返せば分かるものです。左下の『お手伝いハムスターチャット』もかなり有用だと思います。教え込みました。
自分の工房を持ってますので私が実際に原型を造ってるこの流れは効率化されています。現役で作家してますのでトリッキーなことや無駄なこともしてないオーソドックスなスタイルです。
では、見ていきましょう。
デジタル造形について
私、ヨシダケンジ(吉田健児)はApple Mac×Wacom×Zbrushによるデジタル造形にて原型製作しています。
デジタル粘土を使ってモデルを彫刻するツールとして最も優れているZbrushというソフトウェアでの造形になります。
引っ張ったり、彫ったり、伸ばしたり、粘土を使い手作業で作るアナログ造形と工程がほとんど同じです。ほとんどっちゅうかそのまんま。極めてアナログに近い画期的なデジタル造形です。
映画シン・ゴジラのゴジラもZbrushでしたね。第一線のプロ御用達です。

↑これは世界最大級の造形・フィギュアの祭典Wonder Festivalの表紙にも抜擢して頂いたデビュー作。
“そのハムスターは大きくなり過ぎた..”
飼ってるハムスター(ハム♂)が巨大化し怪獣になりかけている!大変だ!!
そして、処女作は処女作として。
造形師/原型師の活動を経て、2026年ヨシダケンジの再デビューを飾る『ハムラとハムオ』がコチラ。↓
可愛い。アートトイ/デザイナーズトイとしてしっかり大きく洗練させました。絵本にもしたいと思ってるのでよろしくお願いします。

もっと粘土っぽい感じで手でグニョグニョやったような造形というか、グチャッとしたラフな造形も当然出来ます。やってる事は粘土をこねて作るアナログ造形と一緒ですから。
以下、発売前の作品も含む商業造形実績の一部をご紹介。
知ってるキャラクターやショップ等で見たことある作品もあるのでは?
当然すべてソフビの制約をクリアさせています。
一見、アウトなものも混じってますがフォルムを保ちながらギリギリOKのレベルに持っていっています。
分からなくていいですが参考にちょびっとだけ書きましょう。例えば、
・宇宙兄弟 APOとヤンじい。
ソフビにおいてメガネというのはかなり厄介です。ソフビは空間を表現できないのでわざと隙間を埋めるように造形。
・少年アシベ。ゴマちゃんを抱き抱えてる姿の造形なんだけど、この部分が超特殊。
本来のソフビでは厳しいし、さらにゴマちゃんを分割する必要が出てくる。でも、無駄な分割はなるべく避けたい。
ゴマちゃんの体を少しだけ外に開く形状にすることで分割なしでいけるように。そしてアシベとの結合は特殊形状。
結構工夫次第で解決できるのです。
・ケチョス君(細長い子)ですが本来ソフビ化するのはNGな形状です。
ポイントは、手首や足首が細く手も足が成型で抜けない。目の形状も抜けない。つまり全箇所抜けない。
ですが、細かい工夫と調整により量産化可能に落とし込みました。全ては造形次第、工夫次第です。
・ハビット君(ファミコンキャラ)も厳しい。
両手の武器もキツいしマントも本来キツい。ここも調整と工夫により解決。
私自身が造形出来ないとかそんなハナシではなく、結局最後の工程である成型工場での成型(量産)で引っかかるのです。
ソフビの制約というのはつまり成型(量産)の制約です。
単純化して言えば、どんなデザイン形状でも造形/原型制作は可能だし、ワックス転換も可能、金型も作れる。しかし、成型(量産)が出来ない。
つまり、いざ最後まで進めても肝心の量産化が出来ない。全く意味がないってことになります。絶望ですね。
そんな地獄みたいな事にはならないよう、私の後の工程であるワックス転換工場、金型工場、成型工場と連絡を取りながら造形することが必須となります。各工程でそれぞれの職人がチェックしながら進みます。
- 工場で量産するには、必ず守らないといけない制約がいくつもある。これは技術差のハナシではない。
- 誰もがその制約に従うしかないので、造形段階で工夫しながら希望の形にどう落とし込むかを考えなければならない。
責任のなすりつけ合いはどうなるんだろう。。。?
経験したことないし、したくもないが。。。
不安にさせる気はないんだが、成型工場も結局は経験則でしか無い。
工場としては「大丈夫だと思う」くらいしか言いようが無いんだ。実際にやってみないと分かんないって事になる。
明確にダメな問題は分かるよ?逆テーパーとかはどう転んでもアウト。
その他の問題は「確実」とまでは明言出来ないんだ。希望のデザインがあるわけで、ソフビにする為に全然違うデザインになっちゃったら意味ないでしょ?だから希望のデザインを維持しながら造形することになる。
なので、成型工場に至る前からそれぞれの職人の経験則でチェック入れる感じ。「(おそらく)大丈夫だろう」とね。ニュワンスとしては、みな100%確信は無いよ。
まあみんなプロですからまともな工場と工程踏めば大丈夫だよ。
極めてアナログに近いデジタル造形なので、ささやかなディテールが暖かみや個性を生みますね。
そして、各箇所を分割しそれをそのまま16Kクオリティーの3Dプリンターで数十時間かけて出力。
さらに数日かけて表面を磨いて、



こんな感じで原型が完成するわけです。まあ大変な作業ではあります。
だいたいいつも①の理由が占める割合が大きいよ。
造形の記録はデータですので、大きさをいつでも自由に変更可能だったり、製品化後もいじれたりあらゆる面においてデジタル造形の方が優れています。
イラストを描く人がいまやデジタルで描くのが主流なように。
そして、今まで紙にイラストを描いてきた人がデジタルで描くようになっても劇的に作風変わらないですよね?
その方が便利だから皆さん努力して移行してるだけで。
とんでもなく上手くなるわけでも無く、個性が激変するわけでも無い。それと同じです。
例えば、もうほとんど全体の完成形に近づいた時に「んー、、最初に提示したイメージよりもうちょっと顔は大きかった方がよかったかな。。」と考えが変わったとしてもデジタル造形なら対応は可能です。
アナログだとちょっと無理ですよね。
もう一度顔部分を粘土で盛って大きくして、再度顔を掘り込んでいく事になる。それはつまり作り直しである。
修正、試行錯誤が容易であるというデジタル造形の特性が、制約の多いソフビの場合特に大きな利点となるのです。
容易と言っても大変ですけどね。ワックス転換工場、成型工場とその都度擦り合わせる事ができる。
ソフビが出来上がる工程は?
さて、ソフビが出来上がる工程は以下の通り。
造形 / 原型制作
ここがヨシダケンジの仕事です。
ワックス転換
原型をワックス(蝋)に転換します。
金型を作るために必須の工程です。
金型製作
特注の金型を作ります。
これで設備投資が終わり。
成型
金型を使ってソフビを量産します。
ソフビの完成です。
上記過程を辿ります。どれも省けません。ソフビを作るには確実に必要な工程です。
そして、それぞれバラバラの中小工場(国内)です。設備も技術も従業員も必要なので、1つの工場で全部の工程をやれってのが無茶なハナシなわけです。各工場は、各工程に特化して成り立っています。
近道や別ルートは無いだろうか?とか考えますよね。マジでどれも省けません。出来るなら我々作家もやってます。
イメージしやすいように以下に写真も載せます。これがソフビの金型です。
金型さえ仕上がれば設備投資は終わり。
その後は、欲しい時に欲しい色を欲しい分だけ成型工場に発注し、成型してもらうだけです。

少し長い蛇足になりますが、興味ある人だけ。この工程の中で「金型が必要なのはわかる。成型(金型に材料流し込んで引っこ抜く→ソフビ完成)もイメージは出来る…ワックス転換?なにそれ必要なの?」って感じの方が多いんじゃないでしょうか?簡単に説明しましょう。私が原型を作ります、その原型の材質はレジンです。粘土こねて作る人ならもちろん粘土です。両者共に熱で溶けません。熱で溶ける特性を持ってるのが”ワックス(蝋)”なんですね。
結論から言うと、金型を作るために”ワックスで出来た『原型のクローン』が必要”なのです。
金型工場が金型を作る際にどのように金型を作るか、ここは少し科学が入ってくるんですが、提出した原型の周りになんか銅線みたいなのを巻きつけて、水の中に入れ、電気を流して原型に金属の分子やらを付着させていくわけです。それにより原型が金属でコーティングされるわけですね。つまり、金属で型を取るわけです。その金属の型に材料を流し込んで引っこ抜けばソフビ完成って流れですね。
さて、原型の周りに金属の分子を付着させたのはいいが、それだと原型をすっぽり金属が覆ってしまってるわけで、中に原型が入ったままですよね?原型を取り出そうと思っても、金属でコーティングされちゃってて取り出せない。鬱陶しい。これだと単に原型を金属でコーティングしただけじゃないか。
これが、熱で溶けてくれる”ワックス”ならば、熱を加えたら溶けて液体になってくれるので小さい穴からでも中身を流し出せる。それにより中が空洞になる、つまりそれが『金型』です。”金”属の”型”。
そう、この為だけに僕らが提出した原型(レジンor粘土)をそのままワックスに置き換えてもらうわけです。これがワックス転換。金型を作る為に必須の工程です。具体的には、僕らが提出した原型(レジンor粘土)をシリコンで型取りし、そこに溶けたワックスを流し込み、固める。それだけではなく、パーツが結合するためのカンチャクもここでつけてもらう。そんな工程です。まさにアナログ丸出しの職人技です。そうやって原型のクローンであるワックス原型(すぐに溶かされる儚い命)が出来上がるわけです。
つまり、ワックス原型は金型を作る為に溶かされます。
ワックス転換の工場に20〜30万円くらい払って仕上げてもらったワックス原型(提出した原型のクローン)は、すぐに跡形も無くなるのです!(衝撃)
- ショートカットや近道、あるいは裏ルートのようなものはない。あるなら企業も私たち作家もとっくにやっている。
ちなみに、分割箇所を作らない1パーツでのソフビはいわゆる”指人形”です。
ソフビの成型は穴から材料を引っこ抜くわけで、必ず大きな穴が空いている。
その穴を塞ぐようにパーツをくっつける事で一般的なソフビになるわけですね。
そして、その付加価値としてその部分が動きますしね。穴が開きっぱなしで安価に出来るのが指人形ということです。
いい名前つけたもんです”指人形”って。単に穴が開きっぱなしなだけなんですが。
造形物を実際にこの世界に出現させるのだ
さて、やっと最重要の造形が終わりました。
次は造形物を実際にこの世界に出現させます。3Dプリンターの出番です。
導入し使用しているのは2025年時点で最新のモノで、解像度16Kを誇る光造形です。
今後買い換える必要も無いオーバースペックだろうなってくらい最強クオリティーです。4Kどころじゃない16Kですからね。
0.05mm以下の極めて薄い層を何時間もかけて重ねていきます。そうやって造形したものが姿を現すわけですね。

実際に出力する際に、サポートと呼ばれる柱をくっつけます。柱で支えながらカタチづくっていくわけですね。
この柱の配置も厄介で経験則が必要、その上でトライアンドエラーの連続です。光造形と呼ばれる最新かつ究極の方式は、超細部まで綺麗に出力できる代わりに難易度がそこそこ高いです。
業者に頼んだら高額だし、原型として使用できるほどのクオリティーは対応してないはず。
原型として使用できるくらいのクオリティーでの出力を、やってくれるとこ無いんじゃないかな分かんないけど。
さらに、どうやったって表面処理までしなきゃいけないしね。(後述)
表面を綺麗に仕上げるのだ
やっと出力成功!の次は、サポートを除去し表面処理をしないといけません。
見てわかりますが、柱がいっぱいついてるでしょ?
これを綺麗に全て排除していかないといけません。原型として工場に提出するんだから。
造形物にいくつもの柱が埋まりまくってるわけなので、ニッパーで切っただけじゃその跡は全く消えません。『サポート痕』と呼ばれます。これを1箇所ずつリューターやヤスリなどを駆使して地道に綺麗にしていくわけです。
さらに、0.05mmづつの層を重ねていくわけですがその層の跡は薄らあります。
究極の光造形といえども、原型として使う為にはその層までも綺麗に処理する必要があります。積層痕と呼ばれます。
コツと道具と時間が必要ですが、まあ根性と慣れのような技術で綺麗に仕上げるしかありません。
このまんまシリコンで型を取りワックスに置き換えられ、そのまんま製品になるわけなのでね。
表面処理は、乾燥→二次硬化も含めて丸2-3日くらいで仕上がるかな。なかなか苦行です。
表面をヤスり、ブースに持って行ってエアブラシでサーフェイサー吹きながら、時にはパテで埋めながら、何度も何度も繰り返して処理していきます。エアブラシ使えないと綺麗に仕上げるの厳しいですね。
そして、、、

やーっ!!!!
まあこれ完成直前の姿なので分割付近がハゲてるように見えますが、この後最後のサーフェイサーを吹いてつるっつるのムッチムチに仕上がりました。サポート痕無いでしょ?かわいいね。
ちなみに原型やサーフェイサーでこのようなグレー(テラコッタ)が多いのは、”グレーが最も凹凸や傷を目立たせるから”です。
このようなグレーの状態ですら傷やサポート痕が見えないのなら、メチャクチャ綺麗に仕上がってるということですね。
ようやく終了。この後、ワックス転換をしてもらう為にこの原型を工場に送りました。
ソフビを作るための費用はいくらくらい?
さて色々書いてきましたが、以上が当方で出来ることです。原型製作に至るまで一括して全て自分の工房で出来るってとこですね。
労力や時間はモノによるので、費用とかはご相談ください。
現状、200000-300000円くらいでデジタル造形から原型制作までを一括で引き受けて制作しています。
大変なのでそこそこ費用はいただきますが、自分で作ってるのがメインなので報酬あんまり高くなくていいってスタンスではあります。最安値レベルのはず。
さらに「修正回数」も設けていません。通常は「修正2回まで」「それ以降は追加料金を頂きます」などが常識ですよね、だってそうしないと我々の負担は天井知らずになりますから。造形は莫大な時間がかかります。
しかし、要望は出来る限り聞いてあげたい。
なのでリスク覚悟であえて修正回数の制限は設けていませんが、常に複数案件を抱える身なので、さすがにこれ以上は厳しいぞ…!!って時は伝えます。そんな感じでアバウトにしてますがおそらくその方が良いでしょう。
説明してきた通り、私の次の工程は『ワックス転換』です。
金型工場はワックス転換工房よりは選択肢がある。成型工場も全然ある。価格とか納期とか驚くほど変わりますが。
以上、忙し過ぎる時は普通にお断りさせてもらう時が多々ありますご了承ください。
あと、やはり個性とかスタイルは出ちゃうので私じゃない方が良さそうな場合。なんでもかんでも引き受けようとは思ってません。『金型』や『成型』は技術によるけど、『造形』に関しては相性やセンスが重要でしょうから。
- 造形&原型制作の費用は、モノによりますが、おおよそ20万〜30万円くらい。
- 造形は膨大な時間がかかるため限界はありますが、要望を出来る限り反映するために修正回数の制限は設けていない。
造形 / 原型制作
ここがヨシダケンジの仕事です。
ワックス転換
原型をワックス(蝋)に転換します。
金型を作るために必須の工程です。
金型製作
特注の金型を作ります。
これで設備投資が終わり。
成型
金型を使ってソフビを量産します。
ソフビの完成です。
そして、『成型』工場では1体作ってもらう価格が倍くらい違ってきちゃう。ココが相当な初見殺しで、めちゃくちゃな額違ってくるんだよね。マジでやばいよここの選択は。作れば作るほど『無駄に』倍額変ってくるって強烈ですよ、500円差なら100体作るだけで5万円。1000円差なら10万円ですよね。それが今後作れば作るほどずっと続くからね。あと納期も数ヶ月違う。成型クオリティーはね、、高いとこだろうが安いとこだろうが全然変わんない。。と感じてる。そもそも材料はどこも同じ材料屋さんから仕入れるわけで。。。工場には失礼かもですがそれが実態だね。
そんな感じなのでルート次第で総額はもの凄い差額になる。「知ってる」か「知らない」かでめちゃくちゃ変わってしまうということ。当然、私は「思いっきり知ってます」。ワックス転換とか金型は価格だけでなく技術が深く絡んでくるので、技術優先すべき原型の時はそれもちゃんと伝えます。ソフビの制約ギリギリを狙った造形の場合とかね。
以下からご相談ください。
Contact
なんか営業のメールがめっちゃ多くて埋もれる可能性あるので、 X / Instagram の方が確実かもしれません。
フォローしてからDMしてくださいね。フォロー外からのDMは通知来ないので。
費用の目安について
他の各工程のおおよその目安ですが、
- ワックス転換 200000-300000円?※工場やパーツ数や大きさでかなり変動。高いとこだと+10〜15万くらい。
- 金型製作 200000-300000円?※工場やパーツ数や大きさでかなり変動。高いとこだと+10〜15万くらい。
- 成型※作りたい数によります。工場により価格差が倍くらいある。
- このページの冒頭で「工場の価格差が深刻なので、ぶっちゃけ案内だけで私の造形代くらいは浮くでしょう」とサラッと書きましたが、マジなのです。
それは当然です。私も原型制作をふわっと頼まれても「…どんなデザイン?」ということを教えてもらわないと見積もりを出しようが無い。仕方ないのです。我々作家もいつも前もって分かりません。
経験値があるので前もってザックリとくらいなら予想出来るから、”あくまでアバウトでよければ”って前提で目安は伝えますけどね。じわじわ価格も上がってる印象ですしね。インフレってやつです。
じゃあ一例として、よくある4パーツのソフビで、高さ15センチのものだったとしよう。各工程いくらくらい?
ワックス転換25万円前後かなあ、一般的にはおおよそ1パーツ7〜8万円と言われているが、もっと安くやってくれる工場に流すことがほとんどです。金型はおそらく1枚におさまるならば20万以内かな?
いや…ごめんもうちょい行くかな。。。?分かんないけどおおよそそれくらいだと思う。
成型は金型の枚数にもよるし、作りたい数次第だからなんとも言えない。高く無いよ、最初は20体だけみたいな発注で全然いい。みんなドカンと大量に発注するんじゃなく、その都度発注してる。
ソフビ作ろうと思ったらかなり費用かかりますよね。こればっかりはどうしようもないんですが。
なかなか勇気いりますよね。
各工程がバラバラの工場にならざるを得ないのも不安、まあそこは私がある程度サポートすることにしてますが。
費用も各工程に行くまでハッキリ分からないってのも不安でしょう。
ただ、ソフビを作る工程ってのは昔から一貫して変わってませんので、いつも、誰もが、同じ道を辿るしかありませんからね。
大手玩具メーカーだろうが僕ら個人作家であろうと全く同じです。
まあ勇気いりますが、最大の難関である造形なら手伝いますよ。そしてその後の工程の案内も。
イラストレーターさんの造形作品とか、ほぼ皆さん我々原型師に投げてますしね。
踏み出すのは大変ですがご安心を、感動は凄いです。
自分が生み出した命がたくさんの人の手に渡り、海も越えて、その人にとって”大切なモノ”になっている。
どこかで誰かの心に開いた穴を埋めているかもしれない。そうであったら嬉しいなという願いも込めて。
<よくあるQ&A>
私に「金型作れ」と言われても、立派な工場持ってないですから。金型屋さんに「造形して原型作って」って言ったって無理でしょ?それぞれ全然違う仕事なのです。
私にもメーカー/工場から造形の相談がガンガン来ますよ。そのように、各工程のプロにそれぞれ外注してるわけです。私自身、作家デビューの時経験しましたよ。何も分かんないからメーカーに丸投げしたら全工程でものすごい額かかった。。100万弱だったかな。で、それぞれどこの工場がやってくれたのかも分かんない。今の私なら40万円で行けましたねあれは。先日知り合った作家は90万円以上かかったって。あれはヒド過ぎて40〜50万円くらいで本来いける作品ですね。嘘みたいな差額でしょ。
んで自分の初体験の場合出来も微妙過ぎたし、、、。いや〜ほんとあれどこの工場が担当したんだろう?セミプロみたいな個人に投げたりする場合もあるらしいし。もちろんオリジナルのソフビを量産するには大きな資金が必要だけど、無駄金まで使う必要は無いですよね。各工程、専門的な技術も必要ですし設備も必要ですので、全部の工程やれって方が無茶ですからバラバラの工場なのは仕方ありません。作家が各工程をバラバラに依頼する、せざるを得ないのは理由があるのです。
出来ることはそれぞれの選択を適切にするべきって事くらいですね。
