怪獣ハムラ&ハム男の金型ついに完成

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怪獣ハムラ&ハム男の金型ついに完成

ついに金型が完成….!!!
原型を作ってから3ヶ月くらいかな?結構時間かかるんですよね。

それがコチラ……



…..!!!すげえ!


と感激しました。メカメカしいって表現は思いっきり間違ってると思うんですが、完全オーダーメイドの道具(?)ですからね。ちょっと感激はしちゃいます。ここまで”だけ”で数十マンですしね(笑)かけた時間なんて計り知れない。時間に関しては、デザインも造形も初めて尽くしだったってのが理由ではあるんだけど。

ソフビって工程が大変で、簡単に作れるもんじゃないんですよね。まあ自分も身をもって体験して初めて知ったんですが。よほど好きじゃないと作れない、というか作らないでしょう(笑)

原型をつくる→サーフェイサーで表面処理→蝋型に転換→金型作成→特注の彩色マスク作成→成型→塗装

形にも制約がありますしね。僕の『ハムラ』『ハム男』に関しては「よくこの形で抜けますね!」って言われるつくりです。この金型の中に素材流し込んで固めて引っ張り出すわけで、よく見てもらうと手とか結構飛び出してるし、ハムラの顔なんてボディーより大きくて(ほっぺに食べ物詰まってるのでw)抜くの大変なのは分かりますね。体より大きな顔を、小さな体を通して引っこ抜くわけですから。

これは原型をどうするかって段階から金型屋さんと相談してギリギリを攻めた感じです。本来、よくソフビって顔部分を別パーツにするじゃないですか?それだとラクなんですけどね。そこが可動するのでくるくる動かせると。
その利点は分かるけど、当然ざっくり首を切断することになる。切れ目もハッキリ見える。
自分としては、ハムラに関してはそれよりも美しさ重視で行きたかったてところですね。ラグジュアリーな、、と言えばズレた表現だろうけども、目もキラキラさせたかったし美しさ重視で。

で、上の金型が仕上がってオビツ製作所によるテストショット(テスト成型)がコチラ

かわいいよね?
背びれが写ってないですが。
切れ目が無く、美しい曲線。素晴らしい。(自画自賛)

塗装もしてない素体も綺麗ですね。あんま素体に興味なかったんだけど、自分でゼロから作った素体なら話は別。。。ww
作家同士ってことで繋がってくれる方々からも「これは確実に売れる!」って言われちゃったりしてテヘヘ。お世辞入ってますけどね。
いろんなカラーを出していくつもりですが、売りまくりたいわけでもなくそんなに毎回数作らないと思うから。ちょっとずつ迎えてもらえればそれでいいってところです。

自分としては欲しいものを無我夢中で作ったって感じなので、もはや満足というか。達成感がありますね。相当大変だったし。

愛するキンクマのハム(「名前は?」って聞かれるけど、名前が『ハム』ですw)が巨大化していくので、このまま際限なくデカくなって怪獣化した姿を造形したのが『怪獣ハムラ』。可愛すぎるのでソフビにして皆に共有って感じでしょうか。


そんなところで、金型も出来たので今は彩色マスクの作成へ進んでいます。いよいよあと1ヶ月ちょいですね。(ハムラ堂 吉田健児)