“かいじゅうハムラ”が大人になった!

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“かいじゅうハムラ”が大人になった!

こんにちは、吉田健児です。そうです。”かいじゅうハムラ”が大人になりました。
完全新造形です。一回り大きく、シルエットもぷっくりと。そして細部まで詳細に造り込みました。

吉田健児
吉田健児

イチから相当丁寧に造形しました。

昨年、初めての造形でソフビデビューしたわけですが。
やはり初体験でありますので出来ることが限られていて、反省や後悔はもちろん大きく。
まあそれはどれだけ経験を重ねても繰り返される事だとは思うんだけど。たまたまデビュー作が予想してたより愛してもらえたので喜びと同時に、「このままじゃ通用し続けることは出来ないな」と感じた事が大きいかな。

特にヤマシロヤワンダーフェスティバル
あのヤマシロヤで一番トップに目立つように販売してくれてる事、作者冥利に尽きる。
そして、世界最大級のワンダーフェスティバルのパンフレット表紙にいきなり抜擢してくれた事。恐縮の至りであり、同時に自分の力不足を本気で感じることになった。

やはり「良いモノ」を造りたい。
“味がある”って言葉で逃げるより、”神は細部に宿る”って言葉を実行したかった。
ディテールへのこだわりが作品の本質を決める。美しいモノを愛してもらいたい。

そんな想いが強かったので、1年も経たず新造形を発表するに至りました。
そもそもコンセプトは頭に最初からあったので。
デビュー作は、まだ幼いのに精一杯両腕を上げて怪獣っぽさを出そうと頑張ってるハムラ。自分自身と重なるね。
今作は、やがてそのハムラも大人になり、体も大きくぷっくりと余裕の感じられる体型に。その姿がサマになってきたハムラしかし、相変わらずまだ完全な怪獣にはなりきれていない。背びれがちょっぴり立派になってるが怪獣化しかけている状態のまま。
本当の怪獣になれるのだろうか。。。?

どこまで実現出来たかは、各々の感触に委ねるほかありませんが。自分としては自信作となりました。
“かいじゅうハムラ”としてはコレがスタンダードで。デビュー作は『ベビー』です。

また愛してもらえたら、これ以上嬉しい事はありません。